東京大学と産業技術総合研究所、国内 IT ベンダー 3 社が共同で運営する量子計算ラボが 6 月、本郷キャンパス内に開所する。古典・量子のハイブリッド計算を検証する国内初の常設拠点で、初年度予算は 12 億円規模となる見通し。
ラボでは 256 量子ビット級の汎用ゲート型量子マシンと、産総研が開発する誤り訂正向け制御スタックを併設。研究テーマには金融デリバティブ評価、創薬の分子シミュレーション、暗号方式の耐量子化評価の 3 領域を据える。
参加 IT ベンダーの 1 社は「国内顧客が量子優位性を確認できる業務領域を 2027 年度までに 10 件特定したい」と説明する。海外勢が先行する中、国内研究者の人材育成と利用機会の確保が狙いだ。
